『無職転生』ターニングポイントとは?ルーデウスの人生の分岐点を考察!

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当記事では小説家になろうの人気タイトル『無職転生 -異世界行ったら本気出す-』における「ターニングポント」について考察していきます。

原作に準拠して解説していきますので、ネタバレが含まれます。未読の方は注意してご覧ください。

※当記事の画像は、アニメ『無職転生』公式サイトから引用しています。

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目次

『無職転生』ターニングポイントとは

『無職転生』の物語では、章の区切りになるような話に「ターニングポイント」というタイトルが付けられます。

(1回目は「ターニングポイント」で、2回目からは「ターニングポイント2」「ターニングポイント3」といったように連番が振られます。)

基本的にはストーリーが順調に進んでいる最中に「ターニングポイント」の話が入ってくるため、読み進めているうちには次第に「ターニングポイント」という文字を見るだけでめちゃくちゃハラハラするようになります。3回目くらいからは、もう恐怖画像を見たときくらいのハラハラ感を感じるようになりました。(個人の感想です)

なおこのターニングポイントは、要するに「主人公ルーデウスの人生におけるターニングポイント」だと解釈しています。ルーデウスの人生における重要な選択や行動が行われる回が、ターニングポイントなのです。

人生は選択の連続です。我々にもターニングポイントがあったように、ルーデウスの人生には大きく5回のターニングポイントがあったということです。

『無職転生』ターニングポイント1〜5をすべて考察

『無職転生』の物語における5回のターニングポイントについて、それがどんな重要度をもっており、どんな行動につながったのか。あるいはその行動を取らなければどうなっていたのか、といった部分まで考察していきます。

ターニングポイント1を考察

『無職転生』初回のターニングポイントは、原作第十九話です。連番は振られておらず、シンプルに「ターニングポイント」というタイトルになっています。

「フィットア領転移事件」が起こる回であり、これはルーデウスが自ら選択するわけではなく、世界の大きな流れに巻き込まれたような形でした。このフィットア領転移事件により、ルーデウスとエリスは魔大陸へ。シルフィはアスラ王国へ。パウロたちも世界中に飛ばされ、それぞれが違ったピンチを迎えることになります。

なおこの転移事件には、「異世界転移・転生」が大きく関わっていると見られています。ルーデウスやナナホシ、またナナホシの恋人がこの世界に召喚させられたことが、まわりまわってこの時代に影響を及ぼしたと見られます。

ルーデウスにとっては、平凡で順調だと思っていた人生が、大きく変わるきっかけになったターニングポイントでした。

ターニングポイント2を考察

『無職転生』のターニングポイント2は、原作第五十九話です。

「オルステッドとナナホシの初登場回」で、ここでルーデウスがオルステッドに話しかけなければ、あるいはもっと平凡な人生を歩んでいたのかもしれません。そんなターニングポイントです。

魔大陸からの冒険も終わりに近づき、シーローン王国からアスラ王国へと冒険を続けていた頃。ルーデウス・エリス・ルイジェルとの3人が、道すがらにオルステッドと出逢います。その際にルーデウスがオルステッドに「ヒトガミの使徒」だと間違われ(この頃は事実としてヒトガミに操られていたのですが)殺されかけてしまいます。

この回を境に、ルーデウスはさらに「ヒトガミ」への疑惑を深め、疑心暗鬼になっていきました。またエリスは自らの力のなさを悔いて、ルーデウスに黙って剣の聖地へと旅立ってしまうのですが、振られたと勘違いしたルーデウスはショックのあまり不能になってしまいます……。

最終的には、ここでオルステッドとの縁ができたのは良かったことだと言えます。

しかしこの時点では、ルーデウスの人生がどん底に落ちたターニングポイントだと言えるでしょう。

ターニングポイント3を考察

『無職転生』のターニングポイント3は、原作第百九話です。

ルーデウスはシルフィと結婚し、兄妹であるアイシャやノルンとも打ち解けて生活は順調。そんな折にシルフィが妊娠したことがわかり、ルーデウスにとっては人生の絶頂期とも言えるくらいの幸せが訪れていた……そんな最中で起こるターニングポイントです。

もしもここで違う選択肢を取っていたら、残念ながらロキシーとは結婚できなかったかもしれません。しかしあるいは、このまま平凡な家庭を作って、それはそれで幸せに暮らせていたのかもしれません。

きっかけは、ルーデウスの元にギースから送られた「ヘルプ」の手紙です。どうやらゼニスを助けにベガリット大陸へと渡っていたパウロたちがピンチになっているようなのです。そのタイミングで、また夢にヒトガミが出てくるのですが「行ったら後悔する。ベガリット大陸には行かないほうがいい」と伝えられ、さらにはまったく別の助言まで受けます。

そんなさまざまな状況を考え、周囲にも相談して、一度は「行かない」と決めたルーデウスですが、最終的には「ルーデウスが行かないなら私が行く」というノルンの決意に感化され、ベガリット大陸へと向かう道を選びます。

行くか行かないかではなく、できるかできないか。自分にはできる。なら行こう。ということですね。

パウロたちの状況、シルフィのお腹にいる子供、いろいろなことを考えた結果選んだ選択肢。ある意味では、ルーデウスの人生において、本当の意味で自ら悩んで選択した初めてのターニングポイントだったかもしれません。

ターニングポイント4を考察

『無職転生』のターニングポイント4は、原作第百五十三話です。

ヒトガミに騙されて失意の人生を歩んだ未来のルーデウス、通称「老デウス」の登場回ですね。ここでもしもルーデウスが老デウスの言うことを聞かなければ、失意の人生を歩むことになっていたのでしょう。

ナナホシの紹介で『甲龍王』ペルギウスとの謁見が叶い、これまで知らなかった情報が色々と揃ってくる中でナナホシが倒れてしまい、その治療に奔走した後にホッと一息ついたときの出来事です。「日記でもつけよう」とメモをし始めたルーデウスの夢にヒトガミが出てきて「地下室を見に行ってくれ」と頼まれます。

「まあ信じてやってもいいか」と気を許していたルーデウスが地下室に行こうとすると、そこに「過去転移魔術」でタイムリープしてきた50年後の自分が現れます。そのまま地下室に行った場合の未来が老デウスの口から語られるのですが、それが「壮絶」の一言。すべてを失い、失意のものに「ヒトガミへの復讐」だけを誓って生涯を過ごす「老デウス」の人生が知らされます。

結果的に最悪の未来は回避できるのですが、ヒトガミに弱みを握られてオルステッドに対決を挑むきっかけになる、ルーデウスの人生においてかなり重たいターニングポイントでした。

個人的には、ここは「このタイミングでターニングポイントかよ」と思って心臓がバクバクなりました。展開的にめちゃくちゃ面白く、この先に続く「青年期 人神編」が個人的に一番好きなシナリオです。

ターニングポイント5を考察

『無職転生』のターニングポイント5は、原作第二百五十八話。物語のクライマックスです。

ヒトガミの使徒であったギースの企みを潰すために、オルステッドの配下として世界を回り、最後の使徒であった魔王バーディガーディ(闘神鎧装備)と対決する最終シナリオ。

ルーデウスの人生においては「このあと安心して幸せな人生を歩めるかどうか」の最終フラグになるようなターニングポイントでした。もしもここでルーデウスが負けてしまったら、ルーデウスとその家族はヒトガミによって滅ぼされてしまっていたかもしれません。

このターニングポイント5のシナリオは「ルーデウスのこれまでの選択の集大成」のような形だと思っています。

仲間や家族と向き合って泥臭く同士を集めてきたルーデウスと、打算や嘘でしか仲間を集められなかったヒトガミやギースの明暗が分かれたような展開でした。

ヒトガミの企みをすべて打ち砕いてきたルーデウスは、この先どんな人生を歩むのでしょうか。ぜひ本編でご覧ください。

『無職転生』ターニングポイントまとめ

『無職転生』は、ルーデウスの人生を描いた物語です。今回ご紹介した「ターニングポイント」のシナリオは、まさにルーデウスの人生におけるターニングポイントになるような内容。

一つ目のターニングポイントでは、「転移」という理不尽に巻き込まれ、家族と離れ離れに。
二つ目のターニングポイントでは、「オルステッド」という強者に触れ、エリスと離れ離れに。
三つ目のターニングポイントでは、「両親」を救うために、家族と離れ離れに。
四つ目のターニングポイントでは、「ヒトガミ」と決別。
五つ目のターニングポイントでは、やっと安寧を手に入れました。

最後のターニングポイントで成功を手にできたのは、人生や仲間と本気で向き合ってきたルーデウスの行いによるものでしょう。

ルーデウスという男の物語は、我々にさまざまな教訓を残してくれます。

ぜひ何度でも読み返してみてくださいね。

※当記事の参考文献

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ペンギン屋

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