今回は『無職転生』でルーデウスが死亡した後の未来について考察してみました。
原作小説『無職転生 〜異世界行ったら本気出す〜』と『無職転生 蛇足編』それぞれ最終話までの情報が含まれますので、ネタバレ考察になります。
未読で先が知りたくない方などはご注意ください。読破後の考察になります。
『無職転生』ルーデウス死亡後の未来はどうなる?
無職転生の原作は綺麗にエンディングを迎え、エピローグ的な『蛇足編』まで完結していますが、その実「結局ヒトガミとの戦いはどうなるの?ルーデウス死亡後はどうなったの?」は明確には描かれていません。
『無職転生』はあくまでルーデウスの物語であるということから、本編のルーデウスが74歳で老衰によって亡くなった後の未来については、我々読者の想像に任せられるような終わり方をしました。
ただし物語の中では「ヒトガミが34歳のルーデウスが見せた未来視」という形で、ルーデウス死亡後の未来が示唆されています。
そこでヒトガミは、オルステッドやルーデウスの親族たちに倒され、しかし殺されずに封印されたために、世界も崩壊せずに存続していくというハッピーエンドな未来が描かれていました。(「ヒトガミが死ぬと世界が崩壊する」と言われているので、殺さず封印するという形になっています)
そこでヒトガミと戦ったメンバーは「8人以上」だと描写されています。わかっているメンバーは以下の通り。
- オルステッド
- ララ(ルーデウスとロキシーの子供)
- レオ(グレイラット家の番犬であり、ララの相棒である神獣)
- エリスに似た、赤い髪を三つ編みにした女性フェリス(エリスとルーデウスの子供であるアルスの孫。つまり曾孫)
- 17、18歳くらいのリア充系イケメン
- 20代くらいの東洋系の顔立ちの男性
- 老人
- 若者
おそらくですが、ナナホシの思い人である「篠原秋人」がイケメンか東洋顔ではないかと思います。また『蛇足編』の最後でララは「婿探し」も兼ねてヒトガミとの決戦の準備で旅立っており、メンバーにはララの旦那や子供も含まれていそうです。
ララが生きているということは、同じロキシーの子供であるリリと、こちらも長命種である長耳族のシルフィの子供であるジークハルト、ルーシーなども生きている可能性があり、本人や子供、孫などが参加しているかもしれません。
ルーデウスの子供や孫たちが、ルーデウスの意志を継ぎ、オルステッドや他の仲間と協力してヒトガミを打ち倒す。
なんと胸熱な展開なのでしょうか。
ルーデウス死亡後は、こうやって未来が守られ、世界はそのあともずっと平和に続いていくのでしょう。
『無職転生』ルーデウス死亡シーンを解説
実はルーデウスは、場合によりまったく別の人生を歩む可能性もありました。通称「老デウス」と呼ばれる「ヒトガミに騙されたルートを歩んだルーデウス」は。悲惨な人生を送ります。
「本編ルーデウスルート」と「老デウスルート」に分けて、ルーデウスが死亡するときのシーンを解説します。
本編のルーデウスが死亡するシーン
本編のルーデウスは、74歳まで生きて老衰で死亡。大往生しています。
その際にはエリスはすでに亡くなっており、シルフィは40代くらいの見た目に。ロキシーは変わらずロリッ子の見た目のまま、亡くなるルーデウスを看取ります。他にも曾孫のフェリスや孫たちに看取られ、ルーデウスは幸せな最後を迎えて死亡しました。
葬式には5,000人以上もの人々が駆けつけるほど、世界中に影響を与えた人物です。
なお死亡後はヒトガミとの部屋に送られ、ヒトガミとの最後の対面を果たします。
そこでルーデウスは、精一杯生きたことを思い返します。
「俺はもう、満足だ」
『無職転生』最終話「死後の世界」より引用
十分、生きた。
全てが完璧だったとは思わない、やり残した事も、多分、少しは残ってる。
目を閉じれば、思い出せるのはいい思い出ばかりってわけでもない。
失敗の記憶、成功の記憶、両方残っている。
けれども、やり直したいとは思わない。
自分が死ぬとき、こんな風に思えたらなんと素敵なことでしょうか。愛する人を看取り、愛する人に看取られて、ちょっとくらいの嫌な思い出はあるけれど、後悔はない。
ぜひこんな生き様を目指したいものです。ルーデウスの死亡シーンは、我々に「人生」を説いてくれました。
「老デウス」が死亡するシーン
一方で「老デウス」は、過去転移魔術で過去に戻り、本編のルーデウスにアドバイスを送って死亡します。
ヒトガミに騙されてロキシーを若くして亡くし、その後シルフィエットも国の騒乱に巻き込まれて亡くし、エリスは誤解が解けないままにルーデウスを戦闘で庇って死亡。
そんな失意の人生の中、ヒトガミへの復讐を誓ってめちゃくちゃ強くはなるものの、本当に目指していたものは何も成し遂げられずに死亡したのが「老デウス」です。
- ナナホシに相談しろ。
- エリスに手紙を送れ
- ヒトガミを疑え。でも敵対はするな。
これらのアドバイスを本編のルーデウスに送り、それをもとに行動したことでルーデウスは良い未来を手にしました。このエピソードが描かれた「ターニングポイント4」と「終わりと始まり」の話が、個人的にもっともハラハラした展開でした。
『無職転生』ルーデウスが死亡しかけたシーン
ルーデウスは、実際には老衰で死亡するまで生きます。しかし作中でルーデウスは、何度も何度も死にかけてしまいます。
そんな「ルーデウスが死亡しかけたシーン」もまとめておきました
ルーデウスは、実は死産のはずだった
ルーデウスの中身は「異世界転生」で日本から転生した魂です。ただその器となったルーデウスの体は、本来死産となるはずの運命だったようなのです。(作中のオルステッド談)
それを知ったルーデウスは「誰かの人生を奪ったわけじゃないならよかった」と安堵するのですが、実は生まれる前から死亡フラグが立っていたのが「ルーデウス」という男の人生でした。
オルステッドに殺されかけた
オルステッドと初めて遭遇したとき、知らずに「ヒトガミ」という単語に反応してしまったルーデウスは、オルステッドから「ヒトガミの使徒」だと勘違いされて殺されかけます。というか、ワンパンで瀕死の状態になりました。
そのときにオルステッドに同行していた「ナナホシ」が「これもしかして転生者じゃね?」と気づいて、オルステッドに助言。ほぼ即死していたような状態でしたが、オルステッドの治癒魔術によって九死に一生を得ます。
『無職転生』ルーデウス死亡後の考察まとめ
ルーデウス死亡後は、ルーデウスの意志をついだ親族や仲間たちがヒトガミを打ち倒し、最高の未来を手にします。
とはいえ未来は変わるもの。果たしてどうなるのかは、誰にもわかりません。
『無職転生』は何度読みこんでも面白い作品ですので、ヒトガミの思惑にも注意しながら、是非何回も読み返してみてくださいね。
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やばすぎますね。
なお上記の方法がもっとも安く買える計算(だと思う)のですが、クーポンは「1会計あたり最大5,000円まで割引」なので、割引額自体はすこし捨てることになります。
「割引額」を最大限に使いたい場合は、5冊ではなく6冊ずつまとめるなど工夫してもいいかもしれません。
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