『無職転生』ジークハルトとは?強さや経歴、家族友人関係や晩年の活躍まで解説

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今回はなろう小説の人気タイトル『無職転生 -異世界行ったら本気出す-』の登場人物「ジークハルト」について解説します。

主人公であるルーデウスとシルフィの間にできた子供であり、将来的に「武力」において大成する人物ですね。

彼の生い立ちや人間関係、強さ、経歴などを解説していきます。

※『無職転生』原作や各スピンオフ作品の情報をもとにまとめています。ネタバレが多分に含まれますので、ご注意ください。

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目次

『無職転生』ジークハルト(ジーク)とは

『無職転生』のジークハルトはラプラスの因子を持つ影響か緑色の髪を持ち、生まれつき腕力がとても強い「脳筋系」のキャラクターです。

子供の頃にルーデウスから話してもらったチャダーマン(アン◯ンマンのオマージュ)に憧れ、「正義の味方」を将来の夢として抱えていました。幼い頃から三代目北神に弟子入りして剣術を習い、ラノア魔法大学に通う学生時代は「弱いものいじめなどを目撃すると腕力で解決してまわる」といった正義感の強い少年だったのですが……。

その後留学して入学したアスラ王立学校では、緑色の髪を持つことから周囲から浮いてしまい、また「正義の味方なんていって暴力を振るっても周りから浮かなかったのは、父であるルーデウスの名前のおかげだったんだ」と気づき、塞ぎ込んでしまいます。

卒業後は実家に帰り、「正義の騎士ムーンナイト」として暗躍しながら無職生活で燻っていたのですが、最終的には友人を助けるために王竜王国に出立。晩年は「死神」「七代列強5位」の称号を得て、黒竜騎士団副団長の地位で活躍することになります。

ジークハルトの家族関係

ジークハルトは、ルーデウスとシルフィの二番目の子供です。グレイラット家では四番目に生まれた子供で、姉が2人、兄が1人、妹が2人います。

グレイラット家の生まれ順は、以下の通りですね。

  • 長女:ルーシー(母:シルフィ)
  • 次女:ララ(母:ロキシー)
  • 長男:アルス(母:エリス)
  • 次男:ジークハルト・サラディン(母:シルフィ)
  • 三女:リリ(母:ロキシー)
  • 四女:クリスティーナ(母:エリス)

兄弟の中では、特にララやリリと仲が良かったようです。ララの研究室に入り浸ったり、リリの仕事の送り迎えをしたりするような関係性が描かれていました。

特にララは、ジークのやることなすことお見通しだった良き理解者の一人でした。またリリも、兄であるジークハルトのことが気に入っており、無職生活を続けるようなら自分の助手としてこき使おうと考えていたようです。

一方で父のルーデウスのことは尊敬しつつも「父の期待に応えるにはどうすればいいのか」と悩み、どう関わって良いかわからずすれ違いが続いていました。最終的には一晩飲み明かして和解し、王立王国へと出立するきっかけに。

作中では本人が結婚した描写は描かれていません。また王立王国に出立した後は、実家に迷惑をかけないために「グレイラット姓」は名乗らず「ジークハルト・サラディン」と名乗っていました。(※ルーデウスとシーローン国、王竜王国は複雑な関係のため)

ジークハルトの交友関係

ジークハルトとよく関わった人物としては、まずは師匠の「三代目北神アレクサンダー・カールマン・ライバック」が挙げられます。幼い頃から、ジークが最終的に王竜王国へ旅立つ直前まで、良き理解者として関わりました。

なおジークハルトはルーデウスの子供だということで、オルステッドの呪いの影響を受けなかったことから、オルステッドからも可愛がられていました。

またアスラ王立学校で出会った「パックス・シーローン.Jr」(※ザノバの兄であるパックスの息子)とは良い友人関係を築き、二人で周囲から浮きながらも良い学生生活を送ることに。なお学生生活では、アスラ王国の王女であるアリエルの娘「サリエル」とも友人関係を築きますが、恋愛関係までは至りませんでした。

そのパックスを助けるために王竜王国へとむかい、晩年は「王」を目指すパックスを支える右腕として力を振います。

『無職転生』ジークハルトの強さとは?

そんなジークハルトですが、かなりの脳筋系キャラクターです。ここではジークハルトの「強さ」についてまとめました。

生まれつき、とんでもない腕力を持っていた

ジークハルトは、生まれつき「ラプラスの因子」の影響でとんでもない腕力を持っていました。具体的には「神子であるザノバなどには敵わないが、両手剣を片手で振り回せる程度」ということです。

主な戦闘手段は「北神流」の剣術

普通の人間とはスペックが違うということから、トリッキーな動きが取り入れられる「北神流」の剣術を身につけます。オルステッドいわく「剣術の才能がある」ということで、アレクサンダーへ弟子入りすることになりました。

15歳の頃には「北王」19歳の頃には「北帝」の称号を与えられます。

※称号の順:北神流初級→北神流中級→北神流上級→北聖→北王→北帝→北神

最終的に「死神」「七代列強」の称号を得る

そんなジークがどこまで強くなるのかというと、具体的には「七代列強の5位」まで成り上がります。

王竜王国のパックスの教育係であった死神ランドルフから「死神」の称号を受け継ぎ、また七代列強の座も同時に受け継いだ形です。

ルーデウスが全盛期に七代列強7位だったことから、父を超えたことになります。青年時代は「父の期待に応えるにはどうすればいいか」と悩んでいたジークですが、晩年は「強さ」という意味では、立派に父を超えることになります。

愛剣は鉱神が仕立てた「ムーングリッター」

そんなジークが使う愛剣は、ルーデウスが魔法で出した鉱物(おそらく)で、鉱神に特注で依頼して仕立てた「ムーングリッター」です。

とんでもない腕力を持つジークから見ても「ズシリと重たい剣」と表現するくらいの、漆黒の大剣。

晩年はもう一振り、腰にさせる程度の剣も使っていたようですが、背中にはムーングリッターを背負って使用していました。

『無職転生』ジークハルトの経歴

甲龍歴429年に生まれる

ジークハルトは、甲龍歴429年に生まれました。

なおその頃はシルフィの中で「もし緑色の髪の子供が生まれたら、ラプラスの生まれ変わりとして処分されてしまうのでは」という不安が募っていたこともあり、緑髪で生まれたジークを見てシルフィが卒倒してしまったというエピソードがあります。

なお緑髪は「ラプラスの因子か遺伝」というだけでした。腕力がやたらと強いことから、ラプラスの因子の方だろうと言われています。

ルーデウスとペルギウスからも名前をもらう

ジークハルトという名前は、ルーデウスが「不死身の英雄ジークフリート」からあやかって名付けました。

その後、以前にペルギウスが「男子が生まれたら名付けてやろう」と言われていた伏線を回収する形で、「サラディン」という名前が与えられました。

よってミドルネームとして「ジークハルト・サラディン・グレイラット」と名乗っています。

幼少期に三代目北神に弟子入り

ジークハルトは、三代目北神アレクサンダー・カールマン・ライバック(通称:アレク)に弟子入りします。

きっかけはアレクの武勇伝で、正義の味方チェダーマンを目指していたジークハルトからすれば「アレクおじさんかっけえ!」となったわけです。最終的にはオルステッドからの助言もあり、アレクがジークハルトを鍛えることに。

ラノア魔法大学時代は「チェダーマン」を目指して正義の味方として活動

その後すくすくと育ったジークハルトは、7歳になると他の兄弟と同様にラノア魔法大学へ入学します。

魔法大学時代は生徒会に入り、やはり正義の味方チェダーマンを目指して悪ガキたちを締め上げてまわります。友人も多く、モテて、教師からも褒められるような生活を送っていました。

ある意味ではルーデウスと似たようなことをやっているのですが、何が違ったのかというと、その後ろ盾です。

後に気づくことですが「ジークハルトは父にあの竜神の右腕であるルーデウスだ。下手に刺激するわけにはいかない」と、周囲が気を遣っていたんですね。

そんなことには気づかないまま、ラノア魔法大学を卒業し、15歳の成人を迎えます。

アスラ王立大学でボッチになるが、かけがえのない友人と出会う

15歳になってからは、これもまた他の兄弟と同様にアスラ王立大学に通います。

ここでも「正義の味方」をやってブイブイ言わせていこうと思っていたジークですが、しかしまだまだ魔族への偏見の激しいアスラ王国では「緑髪」はダメなのです。「悪魔」だと言われ、周囲から無視されるような日々が続きました。
ここで「なるほど、ラノア魔法大学で自分がイキっていられたのは父の威光のおかげだったんだな」と気づき、塞ぎ込んでしまいます。

そんな中、同様に浮いていた「パックス・シーローン.jr」から声をかけられて友人関係を築き、お互いに切磋琢磨しながらジークは武術で学年1位。パックスは学問で学年1位の成績を修めます。なお父ルーデウスの友人でありアスラ王国王女でもあるアリエルの娘「サリエル」とも友人関係を築きますが、恋愛関係には至らず。

パックスには「シーローン王国を復活させる」という野望があり、卒業時にジークを誘うのですが、その頃「父に迷惑をかけてはならない」と思い込んでいたジークには返事ができず、そのまま友人たちとは別れることになりました。

卒業後はニートに。人知れず人助けをする正義の味方になるが……

アスラ王立大学を3年で卒業した後は実家に帰り、完全にニートの無職生活を送ります。心配した母3人から「そろそろ働きなさい」と口酸っぱく言われ、また縁談などまで用意されますが、なかなか次に進めません。

とはいえ人助けは続けており、なぜか「無職で報酬をもらわず人助けをすること」に誇りを持ち、「正義の騎士ムーンナイト」と名乗って悪党のアジトを潰すなどの活動を続けていました。

この頃のジークハルトは「自分はどうすればいいんだろう」「父の期待に応えるにはどうすれば」と将来に悩んでいました。

そんな風にくすぶっているジークを見て、いよいよどうしようと考えた父ルーデウスが一芝居うち、最終的には居酒屋で飲み明かして和解。

ジークハルトが本当にやりたかったこと。すなわち「パックスという友人を助ける道」を歩むことに決めました。

王竜王国で「死神」の二つ名を受け継ぎ、七大列強第5位に数えられる猛者へ

王竜王国に出立したジークハルトは、もう本当に殺されるギリギリのところだったパックスを助けることに成功します。

その後はパックスの右腕として活躍。新設された王竜王国の騎士団「黒竜騎士団」の長となったパックスの右腕として活躍します。

それから数十年の活躍を続けたジークは、パックスの教育係であったランドルフから「死神」と「七代列強5位」の称号を受け継ぎ、『死神騎士』ジークハルト・サラディンとして、名を轟かせることになります。

※たまに実家に帰っているようです

『無職転生』のスピンオフ作品でクリスマスのエピソードが語られることがあるのですが、王竜王国へ出立した後のジークハルトが年末に実家に帰ってきているエピソードがありました。

一応「フィクションです。無職転生にクリスマスはありません」とは注釈がついていますが、毎年年末には実家に帰って、ルーデウスたちの過ごしていると良いですね。

まとめ

ジークハルトは、社会問題にも切り込んだキャラクターです。

学生時代を終えてから、結局自分が何をすればいいかわからない。本当にやりたいことはあるけれど、自分にそれをやる資格はないのではないか。親からはどう思われるのか。

そんな多くの若者と同じように悩み、そして最終的には自らの未来を切り開くキャラクターです。

前世のルーデウスができなかった「引きこもりから立ち上がる」を体現できたということもあり、そういった意味でも、親であるルーデウスの期待に立派に応えたと言えそうですね。

なお物語の最後では、パックスの悲願であるシーローン王国再建に向けた戦いに赴くところで終わっています。

この後のジークハルトがどんな活躍をするのか、そしてパックスは王国の再建に成功するのか。それは誰にもわかりません。

そんなジークの勇姿を、ぜひ応援していきましょう。

※当記事の参考文献

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ペンギン屋

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